沿革

それは車いすの友人から始まりました。

LINAKについて

Bent Jensenが祖父の創立した家族経営の会社「Christian Jensen & Sons」を引き継いだのは1976年のことでした。 1907年の創立以来、会社はそれほど大きな変化もなく、 主にフラットベルトプーリー、Vベルトプーリー、粉砕機や鍛造器具などの農業機械を主に製造していました。

Jensenはこれらの製品ラインに将来性を感じていなかったため、引き継ぐことにあまり乗り気ではありませんでした。 その一方で、妻であるLene Jensenと共に、新しく、より良いビジネスのアイデアはないかと常に考えていました。

5年経ったある日、Bent Jensenは学生時代の友人と話している最中にあるアイデアを思いつきました。 彼の友人は足が不自由だったため、2人は彼の車いすを改良してはどうかと考えたのです。これが電動アクチュエータの誕生の種となりました。

Bent Jensenはこのアイデアをとても気に入り、そのアイデアをさらに発展させることにし、 その後1年も経たず、1979年には最初の試作品ができました。 Jensenはこの試作品で牧草収穫機用に最初の大口注文(2,000本)を獲得しましたが、製品の改良を続けました。

1984年、会社名をLINAK (Lineær Aktuator: リニアアクチュエータの略) に変更しました。 今日まで、LINAKは電動アクチュエータの新たな可能性を引き出しています。

1907年
Christian Jensenが機械工場を設立。
Christian Jensenは、デンマークのNordborgで町工場を開業しました。 7名の従業員が主に農業用工具や補助具を製造していました。

1976年
Christian Jensenの孫であるBent Jensenが会社を引き継ぐ。
CEOとなったBent Jensenはこの頃、フラットベルトプーリー、Vベルトプーリー、粉砕機、および鍛造品を主に製造していました。 この大学を出たての若き野心家のメカニカルエンジニアは、会社を引き継いでから5年後に、より将来性のあるアイデアを生み出すことになります。

1979年
電動アクチュエータ第1号の誕生。
Bent Jensenは、1年間かけてプロジェクトに取り組み、主に農業機械の様々なアプリケーションを改良するために最初の電動アクチュエータLA30を開発しました。

1982年
最初の電動アクチュエータ量産受注。
デンマークで小規模取引先に少量の電動アクチュエータを販売した後、LA30の最初の量産注文を受けました。 Taarup Maskinfabrik社 (現在はKvernelandグループ) から、農業機械用に2,000本の電動アクチュエータを受注しました。

1984年
社名をLINAK®に変更。
オーナーであるBent Jensenは、成長を続ける会社の社名をLINAKに変更しました。LINAKとは新たな主軸事業となった「Lineær Aktuator (リニアアクチュエータ) 」の略です。

1985年
LINAKの第1号海外拠点設立。
スウェーデンの卸売業者との数年に渡るプロジェクトを終え、Bent JensenはストックホルムにLINAK Scandinavia ABを設立しました。

1988年
電子機器の導入。
LINAKが最初の電子機器開発部門を立ち上げ、エレクトロニクス時代が始まりました。これは主に、病院ベッド用の電動アクチュエータソリューションのコントロールボックスを開発するためでした。

1990年
医療・介護機器向け電動アクチュエータ システムの導入。
LINAKは、医療・介護機器用のアクチュエータ システム(一式)の販売を開始しました。 このシステムは、コントロールボックスCB10、アクチュエータLA32・LA28、コントローラーで構成されており、 病院ベッドの新しいスタンダートとなるオプションのバックアップ用バッテリーが搭載されていました。
また、LINAKの事業が拡大し、さらに拠点を増やすことが必要となり、 イギリスとデンマークに販売拠点をまず設立し、その後11月1日までにドイツでも子会社を設立しました。

1993年
LINAKがソフトウェアがインストールされた初のコントロールボックスを発売。
ソフトウェアがインストールされたコントロールボックス CB10を発売しました。 バージョン: CB10M・CB10P・CB10MPが市場のニーズを満たすものでした。
その後、小型でコンパクトな電動アクチュエータLA12を発売しました。
さらに、4月にはLINAK Benelux 、12月には LINAK Australiaをそれぞれ設立しました。

1994年
LINAK USを設立。
アメリカでの足場を固めるため、LINAKはケンタッキー州ルイビルに子会社を設立しました。 この子会社の最初の使命は、販売ネットワークを構築することでした。

1995年
JUMBO®アクチュエータソリューション第1号が発売。
LINAKが介護リフト用アクチュエータ システム JUMBO™を発売しました。
LINAK Netherlandsを設立しました。その後7月には医療・介護機器メーカーを主要取引先としたLINAK Franceを設立しました。

1996年
フィンランドが北東諸国への窓口となる。
フィンランド、そして後にバルト海地域、ロシア、ベラルーシ、ウクライナなどのポテンシャルのある市場にサービスを提供するため、LINAK OYがフィランドのヘルシンキ近くにオフィスと保管施設を設立しました。
電動アクチュエータ LA31とコントロールボックス CB9を開発しました。このシステムは静音で、動作音に関する基準を引き上げました。

1997年
パワフルで静音のLA34発売。
介護リフトや各種病院機器を改良するため、LINAKはLA34を発売しました。 この製品で耐久性、動作音に関する基準を引き上げました。また、新しい安全機能も導入しました。
2月には極東で最初の子会社 LINAK Malaysiaを設立しました。
9月には、ドラメンにLINAK Norwayを設立しました。

1998年
デスク用アクチュエータの新しい世界。
電動昇降装置DL1の発売により、デスク用の最初のアクチュエータ システムが誕生しました。

1999年
LINAK初の海外工場を設立。
急成長市場であるアメリカ市場に対応するため、LINAKはケンタッキー州のルイビルに生産工場を設立しました。
7月には、ミラノから数キロ南部にあるエリアにLINAK Italiaを設立しました。

2000年
LINAKが王立マルク賞を受賞。
6月には、デンマークからの輸出での貢献と参入が困難な市場での活躍が認められLINAKは「第9回フレデリック王のマルク賞」を受賞しました。
LINAKは、デンマーク最大の労働組合であるSIDより「Workplace of the Year (ワークプレイス オブ ザ イヤー)」も受賞しました。
スペインのバルセロナ、ポーランドのクラクフ、ニュージーランドのオークランドに子会社を相次いで設立しました。

2001年
ガゼル オブ ザ イヤー受賞。
デンマークデイリー経済新聞Børsenにより「Gazelle of the Year: ガゼル オブ ザ イヤー」を受賞しました。
デスク用内蔵型電動アクチュエータ Db1と医療・介護機器用のフットコントローラー FS2を含む新製品を発売しました。

2002年
LINAK初の事業部門設立。
昇降デスク分野に参入し、新しい事業部門であるDESKLINE®が誕生しました。
電動昇降装置 DL4とDB4、コントロールボックス CBD4とコントローラー DPAで構成されるシステム、DESKLINEはDESKPOWER™を発売しました。 このシステムでは、静音、負荷に左右されない高速動作スピード、長いストローク長を実現しました。 DL4はすべてのRALカラーでお選びいただけるようにしました。
9月、スイスのチューリッヒに子会社を設立しました。

2003年
LINAKが日本での活動を強化。
10年に渡り、商社経由で日本市場に参入していましたが、正式に子会社を設立しました。
レジャーベッドの動作をさらにスムーズかつ快適にさせるデュアルアクチュエータ LINAK TWINDRIVE®を発売しました。

2004年
LINAK US、拡大を続ける。
ケンタッキー州ルイビルにある既存の生産工場をさらに7,000m² (75,000ft²) 拡張しました。これにより、LINAK USは、規模が倍以上になり、ますます拡大する需要に対応しました。
DESKLINE®が新たに6製品をリリースしました。 高さメモリー機能を備えたコントローラー DP1Cもこの時発売されました。
中国とチェコ共和国に子会社を設立しました。

2005年
OpenBus™の発売・ブラジルに拠点設立。
フレキシブルで、より多くの機能を提供するため、また、医療・介護機器の高度なモーションコントロールを実現するために、LINAKはOpenBus™通信プラットフォームを開発・発売しました。
TECHLINE®でパワフルな電動アクチュエータ/電動シリンダー LA36を発売しました。
ブラジルのサンパウロにLINAKの拠点を設立しました。

2006年
LINAK、中国で生産開始。
中国の深センにある新しい生産工場でLINAK初の電動アクチュエータ (LA27) が製造しました。
5月にはトルコで子会社を設立しました。
MEDLINE® & CARELINE®では、OpenBus通信プラットフォームを搭載した最初のコントロールボックスCB20を発売しました。

2008年
スロバキアで生産開始。
1月にはLINAKの4つ目となる生産工場を設立しました。 これはスロバキアのプレショフにあります。

2010年
LINAKのグリーンイニシアティブへの取り組み。
環境意識を高め、CO₂排出量を最小限に抑え、最終的に省エネ化を実現するため、LINAKは太陽光追尾システムを搭載したソーラーパネルプラントの計画を発表しました。
LINAKはZERO™を発表しました。これは待機電力消費量を1~2Wから0.1Wに低減させる技術です。

2011年
ロシアに子会社設立。
夏にLINAKはロシアに子会社を設立しました。

2012年
ソーラーパネル用電動アクチュエータ ソリューションを発売。
LINAK TECHLINE®では、太陽光発電などの屋外用に設計された電動アクチュエータ/電動シリンダーLA37を発表しました。
5月に、韓国のソウルに子会社を設立しました。

2013年
デスク用電動アクチュエータの安全機能発表。
DESKLINE®は、デスクや作業台の障害物挟み込み防止ソリューションであるPIEZO™を発売しました。
LINAKはオーストリアのブルン・アム・ゲビルゲに子会社を設立しました。

2014年
LINAKの地球温暖化防止への取り組み。
デンマークのLINAK本社に2,800個の新しいソーラーパネルを設置し、再生可能エネルギー量を総消費量の16%まで増加させました。 LINAKは2029年までにカーボンニュートラルになるよう計画しています。
LINAKはスロバキアのプレショフに大規模の生産工場を移設しました。DESKLINE®ではLINAK Desk Control™ (PCをデスクに接続し、ユーザーに対して座ったり立ったりするように促すソフトウェア) を発売しました。
Margrethe II女王は、LINAK創始者のBent Jensenをナイト爵に叙しました。

2015年
Kick & Click™と新しいコントロールボックス発売。
LINAKはデスク天板へ電動昇降装置を取り付けるためのフレームであるKick & Click™を発表しました。 このフレームを使用すると昇降デスクの組み立てに要する時間は通常の半分になります。
医療・介護用の新しいコントロールボックス (CA・COシリーズ) を発売しました。 これによりロジスティクスも簡単にしました。また、世界各国の認証にも合わせることで、お客様がLINAKシステムを容易に組み込み、使用できるようにしました。
LINAKの従業員数が2,000名になりました。

2017年
本社2号館を設立。
デンマークのGuderup にLINAKの本社2号館を設立しました。 製造や製造オートメーションに取り組むためにさらに広いスペースが必要となっていたことと、複数のグループ内部署では活動が活発になっていたため、2号館はこのニーズを満たす場所を提供しています。

2018年
スロバキアとアメリカに製造拠点を拡大。
LINAKはケンタッキー州ルイビルのアメリカ拠点の工場を拡大しました。 その年の後半には、スロバキアのプレショフの工場も大幅に拡大しました。

2019年
LINAK®アクチュエータ第1号の誕生40周年記念。
LINAKの創立者兼オーナーであるBent Jensenとその妻Lene Jensenはこの40年の間に2,400を超える雇用を創出し、デンマークの成功している一企業として、成長と技術革新を支えてきました。

11月には、Bent Jensenはデンマークでの雇用創出と、その家族経営企業への献身に対して、EY Entrepreneur of the Year委員会から2019年度名誉賞を授与されました。