堅牢な設計、アルミ製ハウジング、高い保護等級が特徴の電動シリンダーLA25は、過酷な環境で使用される機器に最適です。
また、LA25 は小型なので、狭いスペースでも取り付けられます。
LA25は、 IC Basic、IC Advanced、LINbus、Parallel、IO-Link、CAN busプロトコルの CAN SAE J1939 と CANopen からお選びいただけます。 さらに、これらのオプションの一部には PLUS+1 Compliance が含まれています。
詳しくは、IC(ドライバー内蔵型)をご覧ください。
これらの接続図は、LINAK LA25 電動シリンダーの接続方法の概要を示しています。
LA25 with:
リニアアクチュエータ システム(電動アクチュエータ/電動シリンダー)では、電動リニアアクチュエータが一般的です。 システムはスピンドル、モーター、ギアの3コンポーネントで構成されています。 モーターは、必要な推力やその他の要素により、直流または交流から選べます。
オペレーターがボタンやコントローラーを押すと、信号が送信され、モーターが電力を機械的エネルギーに変換し、スピンドルに接続したギアを回転させます。 これがスピンドルを回転させ、スピンドルのナットとピストンロッドが外側または内側(オペレーターが出した信号により異なります)に向けて移動します。
原則として、溝の間隔が狭く、スピンドルピッチが細かい場合は、速度は遅くなりますが高い推力が実現されます。 一方、溝の間隔が広く、スピンドルピッチが粗い場合は、速度は早くなりますが推力が低くなります。
Actuator Academy™をご活用ください
産業機械に最適な電動シリンダーの特徴や技術について理解を深めることができます。
電動アクチュエータ/電動シリンダーシステムは種類もサイズも様々です。 車椅子など狭い場所に収まる小型のものから、ホイールローダーのエンジンフードなど重量のあるものを移動するための大型でパワフルなシステムまで豊富にあります。 異なるのはサイズやパワーだけではありません。デザインも実に多様です。
オリジナルのデザインではモーターのハウジングがギアとスピンドルの外筒から横には出っ張って設計されていますが、 狭いスペースに取り付ける必要がある場合は、出っ張りのないインライン電動アクチュエータを使うことで、限られたスペースに納めることができます。 デスクや一部の医療機器では、2または3段式インラインの電動昇降装置が使用されています。
LINAKの創立者兼CEOであるベント・ジェンセンが1979年に初めて電動アクチュエータシステムを開発して以来、LINAKは新しい電動アクチュエータやそれに伴うイノベーティブな技術を世に送り出し、さまざまな分野の動作ソリューションを改良してきました。
LINAKは動作速度やストローク長、推力の異なる電動アクチュエータや電動昇降装置を多種、設計・製造しています。 小型の電動アクチュエータ LA20から頑丈な LA36まで、LINAKの電動アクチュエータは、ほぼあらゆる機器に合わせてることができます。
カスタマイズオプションはほぼ無限で、貴社製品に合わせて電動アクチュエータを設計することができるため、リストに記載されている製品以上の電動アクチュエータをLINAKでは提供していることになります。
電動アクチュエータ/電動シリンダー(リニアアクチュエータ)とは、回転運動を直線運動に転換する装置です。 これは、交流モーターと直流モーターを使用することも、油圧や空気圧を使うこともできます。
電動アクチュエータ システムは、正確かつクリーンな動作が必要とされる場面に最適です。また、大きな推力を必要とし、傾斜、昇降、牽引、押出を行うあらゆる機器に使用されています。
電動アクチュエータ /電動シリンダーシステムはだけではなく、幅広い制御オプションやアクセサリーにより正確な動きを可能にします。 電動アクチュエータシステムの制御オプションには、コントローラーやフットコントローラー、デスクコントローラー、コンピューターのソフトウェア、モバイル向けアプリなどがあります。
ホースやオイル、バルブなどを必要としない電動アクチュエータ /電動シリンダーシステムは、メンテナンスも基本不要で、ユーザーに安全な作業環境を提供します。 また、高品質の電動アクチュエータ/電動シリンダーは、厳しい環境で様々な試験 を実施しています。 これは、いつどんな状況でも最適なパフォーマンスで動作することを確認するためのものです。 さらに、電動アクチュエータ /電動シリンダーシステム及び各種アクセサリーは、広範な機械に簡単に取り付け、実装することができます。
必要とされる正確な動きを誰でも容易に実現できます。 電動シリンダーでは、CAN bus(LINAKでは、電動シリンダーを制御するためにCAN SAE J1939とCANopenをご用意しています)などのスマート機能を追加することができます。 ドライバー内蔵 (IC)ソリューションなら、多種の位置フィードバックオプションやバーチャルリミット、ソフトスタート・ストップ、電流制限、速度調節が可能です。
LINAK®では現在、2つのCAN busソフトウェア(v1.x、v3.x)をインストールした電動シリンダーを提供しています。
現在ご使用中のLINAK BusLinkソフトウェアのバージョンを調べる方法
ソフトウェアバージョンを確認するには、電動シリンダーをBusLinkソフトウェアに接続します。 「Connection Information(接続情報)」タブが表示されます。 下の例では、LA36 CAN bus 電動シリンダーのバージョンは3.0です。
詳細は、 CAN bus ユーザーマニュアルの「BusLink service interface(BusLinkサービス・インタフェース)」の章をご覧ください。
バージョン1.xとバージョン3.xの違い
CAN BUS v3.0には、ハードウェアのアドレス指定、ダイナミックスピード調整、ソフトスタート/ストップコマンド、適合拡大(125 kbps、250 kbps、500 kbps、Autobaud)などのさまざまな新機能が搭載されています。
ソフトスタート/ストップ機能は、CAN bus コマンドで定義する必要があります(バージョン 3.xでのみご利用いただけます)。 「0」に設定すると、ランピング(穏やかな傾斜状の動作)はありません。 「251」に設定すると、電動シリンダーは事前に定義した工場設定で動作します。 0-251の数値に設定すると、それがランプタイムとなります。
詳細は、 CAN bus ユーザーマニュアルの「Communication(通信)」の章をご覧ください。
BusLink クイックガイド
BusLinkアイコンをクリックすると、お使いの電動シリンダーでのBusLinkプログラム方法が表示されます。
お使いのIC™ Parallel 電動シリンダーシステムの追加、取り外し、交換方法
電動シリンダーを追加する/取り外す方法
電動シリンダーを交換する方法
IC Parallel システムの初期化に関する詳細は、お使いのIC™ Parallel 電動シリンダーシステムを初期化する方法をご覧ください。
IC™ Parallel 電動シリンダーシステムを初期化する方法
システムの初期化は2通りあります。
IC Parallelシステムのトラブルシューティングに関する詳細は、お使いのIC™ Parallel 電動シリンダーシステムのトラブルシューティングをご覧ください。
IC™ Parallel 電動シリンダーシステムのトラブルシューティング
電動シリンダーが位置情報を確認できなくなると、同期運転システムがリカバリモードになり、自動的に初期化を始めます。 システムがリカバリモードにならない場合、次のトラブルシューティングを行ってください。
過電流のエラーコードが表示されている場合は、システムを反対側に実行し、再起動します。
エラーコードが「H-bridge fault」「switch mode power supply fault」「hall sensor failure」のいずれかである場合、 電動シリンダーの交換が必要です。
それでも問題が継続していますか? お近くのLINAK®代理店までご連絡ください。
IC Parallelシステムの初期化に関する詳細は、 お使いのIC™ Parallel 電動シリンダーシステムを初期化する方法をご覧ください。