CANopen® は、ヘビーデューティー機械のオートメーション化を促進
LINAK® 電動シリンダーで、オートメーションや自律走行搬送車両の制御を向上させる CANopen がお選びいただけるようになりました。 CANopen 搭載の電動シリンダーは、取り付けや設定が簡単です。
CANopen とは?
CANopen とは、 Controller Area Network(CAN)プロトコル ベースの高レベルの通信プロトコルのことです。 鉄道、農業、大型トラック・バス、船舶、オフハイウェイ/ 荒地走行車両、ファクトリーオートメーション(FA)などの産業で使用されている、 CiA 301 規格に依拠した主要ネットワークアーキテクチャです。
もともと、ハンドリングシステムなどのモーション指向の機械制御システム向けに設計されたこのプロトコルは現在、 ロボット(自動ロボット、コンベヤベルト、その他の産業機械)、車両(農業、鉄道、トレーラー、ヘビーデューティー、鉱業、船舶)など、様々な分野で使用されています。
LINAK の CANopen 搭載型電動シリンダー
LINAK IC(ドライバー内蔵)™ プログラムの1つであるCANopen は、数十年にわたり市場で広く知られてきた通信技術です。 LINAK の CANopen 搭載の電動シリンダーは、産業オートメーションを念頭において設計されています。
オートメーションが急速に広がりを見せる中、制御オプションとして CANopen の需要が増加し、CANopen 搭載の電動シリンダーへの注目が高まっています。 CANopen オプションをお選びいただくことで、コンバータモジュール不要で、既存の CANopen ネットワークに電動シリンダーを直接組み込むことができます。
LINAK では、CANopen インタフェース対応の各種電動シリンダーを揃え、 機器メーカーにさらなる柔軟性を提供しています。 過酷な環境下での使用に耐えうる電動シリンダー LA36 および LA37では、24 Vと48 V DCが選択でき、さらに選択の幅を広げています。
また、 CANopen はバッテリー駆動の機械にも最適です。
高い柔軟性
CANopen は LINAK 電動シリンダーに加わったもう1つのオプションです。単一プラットフォームで様々な車両部品の制御・監視を行うソフトウェアエンジニア向けに、幅広い柔軟性を提供しています。
特長・利点
CANopen 搭載型電動シリンダーは、フルポジション制御に加え、ピストン位置、電流値、速度、完全診断などの充実した情報も提供します。 また、システム動作中の実電流値とシステム識別データも提供するため、 迅速にトラブルシューティングすることができます。