いくつかの穀物処理関連機械に電動シリンダーを導入し、その効果を確信したアメリカのメーカーAmber Waves Inc.は、これまでスライド式ゲートで使用していた回転式エンコーダー搭載のギアボックスとモーターで構成されたかさばる装置の代わりに、電動シリンダーを使うことにしました。結果は大正解だったと言います。
「取り付けが簡単なうえ、電動シリンダーが問題を起こすことは一切ありませんでした」と語るのは、Amber Waves Inc.のエンジニアマネジャー、Brent Swanson氏。 「電動シリンダーは1台でモーターとギアボックスの役割を果たし、スペースも取りません」
さらに、電動シリンダ-からのフィードバックにより、作業員はPLCを介してスライド式ゲートを正確に操作することができ、作業時間を短縮し、効率が上がりました。 Stone Mill穀物処理施設の作業員は、フィードバックを使い、スイッチひとつでスライド式ゲートを全開したり、25パーセント開いたりしています。
柔軟性と操作性が向上しただけではありません。Stone Millでは、エアシリンダーを使用していた頃と比較し、穀物の取りこぼし量も少なくなりました。 「正確にゲートを開閉できるよう、もっとゆっくりと動かせるものを探していました」と、Stone Millのゼネラルマネジャー、Josh Reisenauer氏が教えてくれました。
電動シリンダーは危険で過酷な環境を含めたあらゆる環境でお使いいただけます。LINAK®では、穀物処理装置の細かい要件に合わせ、最適な電動シリンダーを提供しています。 LINAK電動シリンダー LA36では、防爆仕様のUL1203/CSA C22.2 25-1966(Class II Division I, F/Gグループ認定済み)とEN60079-0:2012 ・EN60079-31:2014 certifications (Group IIIC, Category 2D, zone 21)もご用意。
Amber Wavesは穀物処理向け室内用機器および屋外用機器に最適な電動シリンダーを購入し、この防爆仕様も導入しています。
「LINAKのセールスエンジニアはとても知識が深く、こちらの求めていることをすべて提供してくれるだけではなく、システムをさらに改良するために当社が使えるオプションも提示してくれました」とSwanson氏は言います。
また、Amber Waves Inc.ではさらに製品の幅を広げていく予定で、「オートメーション化は常に鍵となります。 当社は今後もお客様に喜んでいただけるよう、製品のオートメーション化を進めていくつもりです」と今後のオートメーション化計画についても打ち明けてくれました。
Stone Millでは、穀物処理施設での人為的ミスを排除するためにオートメーション化が欠かせないと言います。 「当社では、オートメーション化を通してこれからもプロセスを改善し、ミスにつながりそうな原因をなくし、効率性を向上していきたいと考えています」と、Dressler氏は語ります。
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