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ニュース 2019年11月12日

新しいIRS技術は、医療現場のスタッフと機器の両方をお守りします。

医療現場では高さや角度が調節できる機器や装置はよりパワフルなものが求められるようになり、周辺機器と衝突した場合の周辺機器および機器本体が破損するリスクも大きくなりましたが、 新技術のIRS(インテリジェント・ラチェット・スプライン)はこのリスクを最小限に抑えます。

LINAKが新技術「IRS™(インテリジェント・ラチェット・スプライン)」を開発しました。 従来のスプライン(メカニカルスプラインやエレクトリック・ラチェット・スプライン)同様、IRSも機器へのダメージを最小限に抑え、安全性を向上しました。 インテリジェントな保護を実現します。

LINAK® IRS™でよりインテリジェントに
従来のスプラインは、電動アクチュエータは押し出し方向にしか機能できませんでした。 調節可能な医療・介護機器の安全性を向上するために搭載されるこの機能は、機器の動作方向に障害物がある時に威力を発揮します。 例えば、医療・介護機器の背もたれを調節中、動作方向に障害物があるとします。 電動アクチュエータはその存在を検知し、ただちに逆方向に動作方向を変えることで、障害物を挟み込んだり、これに衝突したりすることがありません。

新技術のラチェット・スプラインとインテリジェントなコントロールボックスで構成される「IRS」は、障害物が検知された場合のシステムの反応を決定することができます。 IRSは、電動アクチュエータ LA40 HPとLINAK® OpenBus™コントロールボックス全製品(COxx)、CA63でお使いいただけます。

IRS™の機能をカスタマイズ
LA40 HPは検診椅子や病院ベッドなど、幅広い機器に組込できるように開発されました。 IRSを組み込むことにより、次のように動作を細かく設定することができます。

  • リバースドライブ(障害物と反対方向に変える)
  • リバースドライブの移動距離は調節できます
  • 障害物を検知した場合の通知方法(アラーム音またはLED点灯)
  • IRS™作動時のstop of pulling force

このようにソフトウェアをカスタマイズすることで、医療スタッフ、医療・介護機器、周辺機器へのダメージリスクを最小限またはゼロに抑えます。

LINAK®が提供する充実の安全機能にさらに新技術が追加されました
安全第一です。パワフルな医療・介護機器を操作している場合はなおさらです。 医療・介護機器とその近くで作業するスタッフを守るためにLINAKが提供している充実の安全機能に、新技術「IRS™」が追加されました。 LINAKでは自己保持のメカニズム、セーフティナット、メカニカルエンドストップ、クイックリリース(QR)、上述の各種スプラインオプションなどを安全機能として提供しています。 OpenBus™コントロールボックス(CA63)をお使いいただくことで、さらに安全を確保することができます。

LINAK®の安全機能 やIRS™が医療・介護機器をどのようにアップグレードするかについての詳細は、お近くのLINAK®オフィスまでお問い合わせください。 

 

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- LINAKのチームが技術に関するご説明をいたします。新規開発案件などは、お気軽にご相談ください。